Tanuki_Bayashin’s diary

電子工作を趣味としています。最近はラズベリーパイPicoというマイコンを使って楽しんでいます

【簡易接地抵抗計による】接地工事を行った その3

※なにか気になる点がありましたらコメント欄にご記入ください。また、工作や回路を製作する場合には、細かい作業などに対して、細心の注意を払われるようお願いいたします。

【目次】

1.はじめに

我が家の接地工事も3回目となりました。今回は1階の必要な箇所にも接地のコードをつなげたほうがいいと思い立ち、工事をするに至りました。

写真1 電子レンジの接地線

1回目の工事の記事
【簡易接地抵抗計による】接地工事を行った。 - Tanuki_Bayashin’s diary

2日目(前回)の工事の記事
【簡易接地抵抗計による】接地工事を行った その2 - Tanuki_Bayashin’s diary

※今回の工事では、エアコン用の取付穴から接地線を引きこんでいます。引き込む際に接地線を接続し直しており、これに関しては電気工事士の資格が必要なようですが、それ以外では接地線の屋内での家電製品同士の配線となっているので、特に資格がなくても工事をするのはよいようです。

(今回の簡易接地抵抗計での測定は、確認の意味で行いました)

2.工事の内容

(a)接地線の室内への引き込み

1階の居間にエアコンがあり、そのダクトの部分から接地線を引きこみました。
写真にある通り屋外の接地線をYの字に接続し直し、継ぎ足したコードを室内に取り入れました。

写真2 接地線の引き込み
写真3 接地線の屋外での配線

(b)各家電製品への接地線の配線

接地線を接続した家電器具は以下の通りです。

  • 電子レンジ(台所)
  • 洗濯機(洗面所)
  • トイレの洗浄機(トイレ)
写真4 洗濯機の接地線     写真5 トイレの洗浄機の接地線

簡単に説明すると、居間を通り隣の台所にて電子レンジと接地線をつなぎました。
さらに玄関を通り、洗面所にて洗濯機に接地線をつなぎ、続いてトイレへと配線を回し、トイレ用の洗浄機にも接続しました。

それぞれの場所での接地抵抗を測りました。全て500Ω以下で合格でした。

写真6、7 洗濯機とトイレでの接地抵抗値(それぞれ154Ωと145Ω)

(c)ドア部分の溝の加工

玄関の方へも配線するときに間にドアがあるので、ドアの上の部分をコードを通すため、電動ドリルを用いて溝を掘りました。

※今回の工事とは関係ないのですが、10年ばかり前にアンテナ工事をしたときの名残りで、2階からのアンテナ線をドアの下にはわせていました。
そのときはドアの下の部分に溝を掘っていなかったので、今回ついでに工事しました。

玄関を通り、洗面所に入るカ所でもドアがあったので、そこにもドリルで溝を掘り、接地線が通れるようにしました。

写真8、9 ドア部分の溝

接地線を溝に通した後は、紙粘土ですき間を埋めました。紙粘土が乾いた後、絵の具を用いて色を塗り目立たないようにしました。
(色を塗るとき、なぜか紙粘土が陥没しました。もう1度紙粘土を重ね塗りしましたが、適切な充填剤ではなかったようです)

写真10 色付けした紙粘土

(d)ABSモールの取り付け

接地線はABSモールに収めました。見た目重視です。(試しに使ってみたところ、むき出しより断然いいと判断しました)
すぐに終わる工程かと思いましたが、わりと大変で時間もかかる作業でした。
ほぼ全部の屋内での配線はモールに収めました。

写真11 モールでカバーをした接地線(居間)
写真12 台所の接地線
写真13 洗面所の接地線

3.まとめ

以上を持って接地工事は完了しました。

実際に工事をしてみて、資格を持っているだけでは理解が十分でいないことがよく分かりました。

何度もネットで検索し実際に使うべき配線材などを調べ、また体を動かしてみて、工事の大変さの一端を知った気がしています。
(実際には現場で先輩の方々から教えを請うのでしょうが‥。工事関係者ではないですが)

何事も経験ですね。(実感)


ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。